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続・四本柱建物

2013、東京

都内の20坪にも満たない狭小地に立つ事務所兼用の、四人家族のための住宅である。

古い木造長屋の住宅が立ち並ぶ周辺環境から、1階を事務所、2、3階を事務所所長の家族のための住居とした。通常、1階を事務所、その上階を住居とした場合、その二つの性格の違いから、それぞれに完全に独立した空間が求められることが多い。その断絶とも言える分け方を、柱をもって繋げられないかと考えた。

「四本柱建物」以降、様々な住宅以外の設計も含め、「柱の建築」の更なる可能性を模索していた。
「続・四本柱建物」では、床を貫く通し柱が、床に固定されず、独立して立ち、最上階の天井まで延びていく。
そのことによって、床上の柱の周りに出来た不規則な開口部は、上下階を緩やかに繋ぎ、常に家族の気配を感じさせ、また適度な距離感を保つ。

この建物においては、(四本の)柱はこの住宅を成り立たせるために必要なのか? それとも、四人の家族のために、(四本の)柱を立てるためだけに住宅という存在が必要なのか? その両義性を問い続ける。

「四本柱建物」の計画から三年。「四本柱建物」の柱の周りに、ただ、吹き抜けを設けただけとも言える。ただそれだけのために、三年も掛かったことを今思う。

■事務所兼用住宅
敷地面積:64.08㎡
建築面積:36.94㎡
延床面積:101.55㎡
地上3階建て
木造(一部、鉄骨造)

■模型製作(一部)
REINA YAMAMOTO

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