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続・土間の家

2008〜2012、軽井沢

これは、建築家・(故)篠原一男設計の「土間の家」(1963)の敷地内に、新しい住宅を建てる計画である。

「土間の家」は写真家の(故)大辻清司氏が篠原に依頼した軽井沢の別荘であるが、現在(当時)は大辻氏の長女家族が普段の住まいとして使用している。
近年、清司氏の夫人は、「土間の家」を本来の別荘の姿として残したいと願い、長女に新しい住宅を敷地内に建てるように促した。
*大辻氏は、篠原一男の名作「上原通りの住宅」(1976)の建主でもあり、そこには現在も夫人と息子家族が住み続ける。

元々、この仕事は、夫人から依頼された。夫人によると、篠原一男に「土間の家」の設計を依頼した時、篠原一男はまだ38歳の駆け出しの建築家であったそうだ。私がこの仕事を依頼されたのが、35歳。今もまだ駆け出しの建築家であるが、夫人は当時の篠原と私を重ね合わせて、私に仕事を依頼したと話してくれた。

約三年という長い設計期間の間には、予算の変更、家族間の意見の相違などにより、計画案は何度も何度も変更された。そして、最終的に辿り着いたのが、計画案の中では一番小さく、「土間の家」と同じ、四間×四間の正方形平面であった。
だが、2012年冬、夫人と私の思いも虚しく、計画は終焉を迎えることとなった。

■個人住宅
敷地面積:913.21㎡
建築面積:54.96㎡
延床面積:54.96㎡
地上1階建て
木造

■模型製作
REINA YAMAMOTO

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